へブバンコラボストーリーの感想

ネタバレ防止のため、こんな早く感想を書くべきではないと分かるが、思い浮かべたことを早く記録したいので。だから絶対にクリアした後に見てください。

 

 

 

見終わった瞬間思い浮かべた感想はただヤバイと染みるのみ。まぁ話の持ち方や終わり方は雑とか変とか言う人もいると思う、そこはライターのスタイルなのでそこをいったん置いて、話の内容自体は本当にすごかった。

 

入江自体はOVAからかなり気になっていた、おどおど小動物系は好きだから。ゲーム版では出番かなり増えてとても面白かった。だからゲームの続編が打ち切りになってもうルートできてるのにもう永遠に見れないと思うとかなり残念ですが、PVをよく見直した時入江の話があると気付いた時かなり期待しました。

 

入江の話は何かヤバイのかというと、もしかしたら多くの人は入江が人が良すぎるよとか30年も死んだ人を思い続けるなんてすごすぎると思うけど、個人的ではそんな話ではないと思う。もちろん入江は間違いなくお人好しがすぎる節があるけど、実際に彼女の心配した通り、生徒会のみんながその呪いにかかってる(余談ですが、その過程の入江の激しい感情がなくただ淡々と話している演出もかなり気に入ってる)。そして信之介はまさに30年にも及ぶ呪いに苦しまされ続けた。他のメンバーは短気で、単純で、すぐに重圧に押しつぶされたけど、逆に早く前へ進めたかわりに、信之介はいつまで経っても進められない。にもかかわらず、こんなにも長くつづいた呪いなのに、最後にはこれじゃ自分も入江も前へ進めないことに気づき、二人のために呪いを断ち切る決心こそが、このキャラの一番のすごいところだと思う。これは呪いだと最初から悟ってるのに、それを延々と30年も黙々と受け続けて、最後には吹っ切ることができるのは、これまでにやりきったどんなことよりも遥かに難しいだと思う。だからヤバイ、染みると思う。麻枝さんは今までもかなり多くのストーリーでどんなつらいことあっても人生が素晴らしくで前へ進むべきことを伝えたが、今回のは本当に重くて、暖かくて、生きなきゃと思うしかない。終わり。